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1000年の歴史に新たな1ページを!
こんにちは、神奈川県横浜市を拠点に左官仕事を行う共新工業です。弊社では未経験・経験者ともに、左官職人を募集しています。今回はそんな弊社の魅力を特集しました。
左官仕事の魅力とは?
まず、仕事への魅力を感じることが、職人としての第一歩になります。
左官とは、簡単に言えば建物の壁や床を作る仕事です。
左官自体は日本古来からあり、1000年にも及ぶと言われる仕事です。お城やお寺などの壁を漆喰で平に塗っていくことが始まりになります。
しかし、ただ塗りたくって終わりではありません。平なら平、模様を付けるなら模様付けを徹底します。それが左官仕事です。
現在では外壁を作る上で、海外で使われる材料や模様も入ってきています。さらに、壁にも流行があります。10年前、30年前の壁ではやはり特徴が明らかです。
そこでその時、その時の流行を追うだけでなく、新たなデザインを考えたり、技術を取り入れたりすることも重要です。目新しい壁材があればメーカーさんの研修を受けることもあります。
確かに左官の仕事は1000年前からあります。ただし、壁は時代ごとに求められるデザインや材質、建築方法が変わって行くのが常です。
また、お客様の中にも、新しい材料や工法、デザインがあればひょっとすると我々左官職人以上に詳しい方がいることがあります。
弊社は、そのような試練の数々を乗り越えるために、日々尽力しています。常に最先端の技術や材料を少しでも多く知ろう、手にして使えるようになろうという探究心を燃やすことで、弊社なりの左官の歴史を新たに積み重ねて行くのです。
共新工業の魅力は?
職人たちが左官の仕事を芸術職として考えられるところです。
今は昔よりも建物の外壁にいろんな模様をつけていくのがオシャレとして、浸透してきました。
弊社ではお客様から、「メーカーには無いオリジナルの壁模様が欲しい」と言われることもあります。そこで仕上げを任される熟練した職人たちは、自分で考えた模様をお客様に提案する機会を得られるのです。
そのような機会が得られる以上、多くの職人には次のような欲が湧き出ます。
「一つの芸術作品を作り上げる身として、昨日より今日、今日より明日と、技術やセンスを高めていきたい」という、創作意欲と向上意欲です。
センスは生まれ持ったものに限りません。外の世界に日々アンテナを張ることでもたくさん鍛えられます。
具体的に言えば、街を歩くたびに色んな建物に目を向けて、仕上げがキレイな建物を目にする機会があれば、すぐさま「どんな材料、どんな方法でこんな仕上がりになったんだろう」と考察を始めるのです。そして、「自分だったらどうすればこの模様を再現できるだろう?こうすればもっと良くできるのでは?」など考える習慣を付けることです。その習慣の積み重ねはある日、傑作を生み出すひらめきになります。
そのひらめきを生み出せるようになるには、人によっては何年か必要かも知れません。しかし、興味と好奇心、探究心や成長したいという欲があれば、すぐに行き着きます。
左官という仕事に魅力を感じていればいるほど、気付く瞬間は早くやってくるでしょう。
共新工業の教育体制
弊社では、左官仕事を経験したことがある人も、無い人も、同様に職人として歓迎しています。もし経験値に不安があっても、弊社の教育体制があれば安心だからです。
具体的には、スタート地点の違う職人たちが各々スムーズに成長できるよう、職人たちのステップに合わせた指導法を取っています。
・未経験者の場合
どんな職人もまず未経験者からのスタートです。そこで弊社では、左官とは、そもそもどういった仕事なのか、どんな道具で、どんな手順で工事をするのかなど、基本的なところから知る機会を用意しています。
例えば、未経験の職人さんには最初の1ヶ月、職人道場で研修をしてもらいます。
道場では左官仕事の知識や技術をただ学ぶだけではなく、実際の現場で使う道具や方法も、体を動かしながら練習します。そうすることで、1ヶ月で現場に参加できる実戦力が身につくというわけです。
現場に出てからも、一緒に先輩が動いてくれるため、全体の流れを早く理解しやすいです。その上で、細かいところも大事なタイミングのたびに教えていきます。そうすることで、知識や技術の理解と、定着がしっかりできるのです。
未経験からのスタートの職人にとって、一番難しいと感じるのは壁に塗る材料を準備する工程だそうです。
実際に左官で使う材料を練る時は、弊社ではミキサーを使って混ぜます。どんな現場でも持っていくことができ、材料に水を入れて調合するだけで良いので、大変合理的です。
しかし、左官で使う壁材は硬すぎても柔らかすぎてもいけません。そこで、水の加減をしっかり覚えられるよう、先輩たちが丁寧に実演をまじえながら教えていきます。
左官仕事の一番の魅力と言われる塗りの工程でもバッチリ教えていきます。
塗りでは、まず先輩が見本を実演します。続けて、未経験の職人たちに見習った内容を再現してもらいます。
未経験であれば、最初は塗り方が手慣れなかったり、少し動きが良くなかったりしても当然のことです。そのため引き続き、先輩たちが効率の良い道具の使い方や手の動かし方を再び実演するので安心です。
もし分からないことや気になることが湧いても、現場ごとに先輩たちが教えてくれる、その場で聞きやすい環境があります。だからこそ、安心して成長できるのです。
・経験者の場合
すでに左官職人としての経験があるなら、弊社では、仕事のできる度合いに応じて現場の仕事を早々に任せる方針です。また、チームを組んで現場に参加することもできます。
未経験者であれ、経験者であれ、現場へ実際に行った際には、先輩の職人たちが各工程できちんと教えて行きます。また、現場から会社に帰ってきた後も、今日はどうだったとか、この方法はまだ早かったねとか、その日の反省をすぐに行います。そこから次の成功につながる提案や意見交換を行なうことで、教える側も教わる側も知識や技術の定着化が進むというわけです。
左官仕事に向いている人は?
心にブレない軸がある人です。
左官の仕事はそもそも一人前となるのに5年はかかると言われています。また、技を覚えたら完璧、ではありません。技を定着させて自分の思うがままに出来るまで、もう2年は必要です。
ここで重要なのが、心に軸が無いと、迷いが生じます。技も知識も定着しない内から誰かの言われるがまま、自分の興味が向くままに、新しい仕事をしてみたいという迷いが生まれます。
その結果、積み重ねてきた数年を一瞬で失うかも知れないのです。一方、心の軸があれば、職人としてすぐに技の習得と定着をさせられます。その上で、自分なりのアレンジを加えるという新たな道が眼前にパッと開けます。
どんな時も、今やっていることが何のためにあるのか、必要なのかという「物事の本質」をつかめれば、心の軸は安定します。しかし本質をつかむまでが大変です。ただ、心の軸があれば、例えば我慢が必要な瞬間も、成長のきっかけと裏返しだと確信していきます。
だからこそ、ぜひまずは心の軸を持ってください。譲れぬ目標、夢、または決意を持ってください。そうすればみるみる育つ自分になるでしょう。
そして左官の仕事を通して、弊社で新たな左官の歴史に1ページを加えてみませんか。
左官仕事ではやはり『仕上げ塗り』という仕事そのものが魅力です。
まずお客様がイメージした壁の仕上がりを再現できた時は満足感と達成感で満たされます。
そして私はもともと外壁の仕上げ材を見ることも好きなので、新しい建築物を見た時に、自分たちの手でも作っていけるかと考えたり、美術品を見るような刺激を感じたりする楽しみがあります。
外壁は家が壊れる、あるいはリフォームをしない限りはそこにあり続けるものです。ずっと残り続ける作品と言えます。
そういったことから、美術品や工芸品を手掛けるアーティストとしての一面性も楽しめます。
もちろん表現力も基礎がないとできません。そのため、モルタル塗りでの基礎の積み重ねは、今でも重要と思っています。
左官仕事は下地作りから仕上げまで一貫して行われる仕事だからこそ、小さな仕事も仕上がりの美しさにつながるという意識が生まれます。
逆に言えば、どんな段階からもアーティストとしての意識と技術を試されていると実感できます。
そういった魅力を感じたい方に、左官仕事はピッタリです。
少しでも興味が湧きましたら、まずはぜひ弊社で実際に確かめに来てください。
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