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未経験から生涯のやりがいをつかめる仕事を

神奈川県横浜市を拠点に左官工事を請け負う共新工業です。今回は未経験スタートで左官職人を目指す方に、弊社の社員・山田が左官の仕事内容から現場での作業内容をはじめとし、左官仕事の魅力などを語ってもらいました。

左官の仕事内容は?

共新工業では主に一般住宅の外壁を作っています。

具体的には大工さんが家の下地を建てた後、壁を塗る下地にフェルトという網を張り、モルタルを塗り、最後に表面をなめらかに仕上げます。

部屋の内装仕上げも行なうことがあります。その際の材料は外の壁材料とは違うものを塗ります。

モルタルは下地を先に塗り、翌日仕上げます。施工箇所によっては施工数も変わります。例えば、下地を縫ってから、ファイバーメッシュ、ガラスのネットを埋め込んだりします。これを埋め込むことで、壁のクラック防止ができます。仕上げの時点でも2通りありますが、工務店によって仕様は異なります。

左官の仕事は壁材料を作ることから覚えます。そして職人が実際に塗るのを見て、覚えて、少しずつ実践を兼ねて練習を重ねていきます。一人前になるまでにはだいたい5年はかかります。壁の薄さを再現するにはこのくらい、厚みをつけるにはこのくらい、と一度に塗る壁材料の量を自身の身体で覚えていく経験を積むためです。一見難しいように感じますが、一度身に付けば一生忘れません。そのため、塗れるようになってからが大変楽しい仕事です。

1日の作業内容は?

仕事の流れとして、まず会社に集まって、現場ごとに必要な人員を分けて、現場に入ります。そして作業の開始です。

具体的には、朝7時ごろに会社に集まり、8時〜9時ごろ現場に着いたらそのまま作業を開始します。10時と15時に一旦休憩します。12〜13時ごろに昼休憩となります。休憩の間は身体を休めながら職人同士で施工状況の確認をしたり、収まりの悪いところの話し合いなどをしたりします。

入社してからの職人歴は?

早いもので、27年目です。20代から左官をしていました。最初は、左官仕事のうち、マンションや一軒家の内外の壁を塗る町場という仕事をしていました。それから15年して、木造建築の左官仕事をやるようになりました。

木造建築の左官仕事をやるようになり、最初のうちはモルタルを塗ることに苦労しました。町場のときは薄く塗る手法が基本なので、厚みを付けるのに慣れなかったためです。また、壁材料も異なり、塗り続けるのも体力的に大変でした。その仕事に慣れるまで半年かかりました。とはいえ、町場という形で同じ左官仕事をしていた経験があったため、人より早い方とのことでした。

そもそも左官職人の道を選んだきっかけは、私のおじが左官をしていたからでした。そんな彼を、私は若い頃からアルバイトで手伝っていました。その延長で私も左官職人へと進みました。

いざ本格的に左官の仕事を始めてみると、これがなかなか上手く行きません。ひとたび間違えれば怒られるので、そのたびに落ち込みました。夏場は体力的にはきついし、施工も上手くいかない、その一方で他の人が上手くできる様子ばかり目に入り、もどかしいばかりでした。

しかし、次第に自分で下地から仕上げまでする経験が積み上がっていくと、今回はどれだけ平らに塗れたか、綺麗に仕上がったか、と満足がいくようになっていきました。そして、最後の仕上げでお客様が見に来て下さった際に、喜んでくれることも増えていきました。その際にいただける「きれいな施工をありがとう」という言葉がとにかく嬉しくて、次はさらに頑張ろうという気持ちと自信につながって行きました。そして気付けば、辛いという感情がだんだん楽しみとやりがいに変わっていったのでした。

会社の魅力は?

まずは働いている人たちの人柄が良いところです。そして、仕事が年中通してあることです。これは大事なことだと思います。安心・安定して働ける環境が揃っているからです。社長も営業努力を惜しまない方で、我々に現場仕事以外にも細かい仕事を持ってきてくれるため、無駄な時間を過ごす不安がありません。

弊社はボーナスも年に2回出るのが、一般的な会社と一味違う魅力だと思います。住宅手当もあります。さらには、資格取得の機会があれば、積極的に援護してくれます。そのように、社長から職人への手厚い愛をことあるごとに感じられます。

また、弊社は和やかで、温かい空気をまとった職人が多いので、働いていて安心できるのはやはり大きな魅力です。上下関係も厳しくはありません。つまり、未経験から職人を希望する人が入ってきても、優しく丁寧に教えてくれる環境があります。大きな器で受け入れてくれる人が多いので、分からないことを聞く時にとても頼もしいです。

将来の夢は?

生涯現役の職人として、会社を盛り上げていきたいです。今よりさらに社長の背中を押せる、支えられる存在になりたいと思います。そして共新工業を今より大きくして、会社に面倒を見てもらった恩返しするのが理想であり、今後の目標です。

また、これから新しく入ってくる職人に、例え未経験であっても知識や技術を1から10まで丁寧に、伝えて行けたらと思います。そしてその職人も一人前になった暁には、一緒に現場の仕事を楽しんでもらいたいです。

未経験だけど、左官職人の仕事が気になるという方は、どうぞ共新工業にお越しください。職人として、生涯を通してのやりがいを見つけるなら、弊社がおすすめです。


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