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原則は正社員雇用。本気で人を大切にするから長い付き合いで考える

神奈川県川崎市を拠点に活動している防水工事のプロ集団、GLIPです。突然ですがGLIPの社員は原則みんな正社員雇用です。お給料も時給や日給の多い建設業では珍しく月給制で社会保険も完備。若い時にがっつり稼いで離職も早いという建設業の常識を覆すかのように、長い付き合いを前提に社員を迎えるGLIPなのです。そこで今回はGLIPの社長、木原に正社員雇用を行っている理由や社員にかける想いなどを聞いてみました!

GLIPは正社員雇用にしていますね。その理由などはありますか?

いくつか理由がありますね。まずGLIPを法人化したのは昨年なのですが、その時にせっかく会社になったのだから正社員を増やして会社としての強度を持たせようと思いました。会社にしたというのは覚悟があってのことなので、社会保険や雇用保険はもちろん、待遇面や社内制度なども整え、働く人の環境などは特に重点的に考えました。

社内制度に関しては時間をかけて作り上げていったので、まだまだ改善の余地はありますがひとまず形にはなっていますね。

正社員雇用にすることで、社員にはどのような変化があると思いますか?

描ける未来が変わったんじゃないかな。GLIPの社員はみんなまだ若いので、家庭を持っているのはまだ自分と田中しかいないけれど、みんながやがて「結婚したい」「家持ちたい」ってなったときに正社員だとそれらの夢が叶いますよね。結婚相手の親御さんからしてみたら、相手がきちんと会社に入っていて正社員で頑張っていることで安心するし、家を建てるにしても会社に属していることでローンも組みやすくなる。だから、目先のことだけを考えて稼いでもすぐになくなってしまうような生活ではなく、きちんと目標をもってお金を稼いでほしい。そのための正社員だとしたら嬉しいですよね。

それと、まだまだ先だけどみんなの老後のことも考えている(笑)年金とかちゃんともらえた方がいいから社会保険も完備している。会社としては当たり前のことかもしれないけどね。

GLIPでは職長の上に「部長」という役職もありますが、肩書を与えることは仕事においてどのような効果がありますか?

今、GLIPには「部長」という役職に就いている社員が2人います。部長の役割としては、職長がリーダーになっている現場がいくつか並行してあって、その複数の現場を取りまとめる役割です。平たく言うと現場管理ですね。とはいえ部長も職人として現場で作業もするのでなかなか忙しいですよ。

技術的なスキルだけでは現場や人をまとめることはできません。先を見通す計画性、職人のケア、現場監督とのやりとりなど多岐に渡るスキルが必要です。これらは経験年数の長さだけで身に付くものではありません。自分から意欲的に学び、毎日の仕事を「やらされている」という認識でやるのではなく、「自分だったこうやるだろうな」「こうやったらもっと良くなるんじゃないかな」と常に意識することが大切です。そして何より思いやりも大切ですね。上に立つ人間はテクニックだけではないので、人としてのやさしさや気遣いこそ大事だと思いますよ。

正社員として長くGLIPでやっていくという道が用意されている一方で、独立を希望する社員がいたらどんな気持ちになりますか?

喜ばしいことだけど、ちょっと複雑ですね。去っていくことが寂しいというのもあるけれど、それよりもちゃんと一人でやっていけるのかな、大丈夫かなという心配。職長や部長として上の立場でいろいろと経験していても、経営者となるとまったく違う問題や課題が出てきます。技術的なスキルだけでは通用しないので、辛いこともいろいろ出てきますし、その辺をちゃんとやっていけるのかなと考えてしまいますね。

いる間に十分に育ててから送り出したいという気持ちもありますが、これだけやったから後は教えることはない!っていう風にはならないでしょうね。GLIPという会社もまだ新しいですし、自分も成長途上なので。

社長としてどんな会社にしていきたいですか

防水という技術を起点に、下地補修やタイル張り、長尺シートなど建物の修繕に関することはGLIPで何でも引き受けられるようになりたいですね。そのためにはいろいろな技術を持ち合わせた多能工として一人一人が活躍することが前提ですが、仮に何かの技術に特化した職人になったとしても、GLIPとして社内で完結できればいいと思っています。大規模修繕を自社内できるようになればいいですよね。

このような具体的な目標もありますが、まずは働いているみんなが生き生きと楽しく、やりがいを持って働けることが一番ですかね。

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