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「喜んでくれる人がいる限りこの仕事を続けたい」GLIPの重鎮、防水部長の相原が語ってくれた仕事への想い

神奈川県川崎市を拠点に活動する防水工事のプロ集団、GLIPです。今回は弊社のおしゃれ番長兼防水部長、相原のインタビューです!

アパレル業か・ら・の!水泳指導員か・ら・の!防水職人!という異例中の異例の経歴ですが、一貫して言えるのは「人と関わることが好き」という姿勢。アパレル時代は若者を相手に、水泳指導員時代はお年寄りから子供までを相手に、いつも同じ目線に立って歩み寄りの接客してきた相原は今どんなことに挑戦し、やりがいを感じているのか。じっくりと話を聞いてみました。

GLIPへの入社の経緯を教えてください

アパレルや水泳指導員を経験してきたのですが、ある時まだやったことのないことをやってみたいと思い、GLIPの前に左官や防水を中心に行う建設業の会社に入りました。そこで数年働いたのですが、そろそろ一つのことに絞ってキャリアを積んで行こうと考え、実は一番長く経験したことのあるアパレルに再び戻ろうとしていたのです。実際に転職活動もして内定もいただいていました。ところが、そのタイミングで私がいた建設会社から新たにGLIPという会社が立ち上がることになって、そこでやってみないかと社長から提案されたのです。そしてその会社の社長となる木原社長(現GLIP社長)に会ってみたら、とてもフランクで気さくな人柄で共感できる部分も多く「この人とやっていきたい」と心が動きました。そして想定外のことでしたがGLIPで新たに仕事をさせていただくことになったのです。だからGLIPのことは立ち上げ当初から知っていますね。それからずっといるので、これも縁だなと思います。

全くの異業種からの転職ですが、最初はやはり苦労などありましたか?

もちろん苦労だらけでしたよ!自分は決して筋骨隆々なタイプではないので(笑)、精神的な苦労よりも肉体的な苦労の方が多かったです。

防水の仕事は一見それほど肉体労働には見えないですが、それでもやはり材料や道具の一つ一つに大きさや重さがあり、長時間同じ体制で行う作業も多いので体は相当きつくなります。それまでの仕事が重いものとは無縁だったので慣れるまでは大変でした。嘘みたいな話ですが、トイレに座ったまま20分間くらい立ち上がれないこともありました。全身筋肉痛で。あの時は本当にこの先やっていけるのだろうかと思いましたね。

仕事の進め方にも苦労しました。全くの異業種なので、現場の動きや所要時間が読めなく、終わりが見えない中で闇雲にやっていたところはあります。当然、終わらない。今では考えられないですが、夜遅くまでかかってしまうこともありました。とにかく精神的にも肉体的にも余裕がなかったですね。社長にもよく泣きついていましたよ(笑)

今は入社6年目ということですが、どのようにステップアップしてきましたか?

最初は一職人として簡単なことから始めましたが、一年目で職長にさせてもらえました。相原班みたいなものができて、数人の職人を束ねる立場になりました。それからまた数年経って親方になり、そして今の“防水部長”という立場になりました。

こうやって見てみると、トントン拍子な感じがしますね。「どうして自分が?」って考えたことはないですが、おそらく接客業で培われたコミュニケーション能力や、相手の立場に立って物事を考える姿勢なんかが関係していると思います。自分で言うのも何ですが…。しかし、どこでもそうだと思いますが、現場では役割も立場も違う多種多様な人たちが集って仕事を進めるので、そのような中で円滑に場を取りまとめるには主張が強いタイプではなく、自分みたいに聞き上手なタイプなのかもしれないですね。調整役としての能力が買われたのかもしれません。社長に聞いてみないとわからないですけどね。

今のお仕事を教えてください

今は肩書きとしては防水部長です。GLIPの中では職長のさらに上で、何人かの職長を取りまとめている立場です。部長といえどももちろん現場には毎日出ていますよ。自慢としては自分の仕事の収まりのキレイさ!これは誰にも負けない自信がありますよ!

防水工事にもいろいろと種類がありますが、私の部はモルタル防水、ウレタン防水を担当しています。GLIPには多能工集団を目指すという方向性があり、自分も今はまだ特定のスキルしか極めていませんがいずれ他の防水のスキルも身につけて、それこそ修繕なども含めて“建物を水から守る”という技術を広く習得したいと思っています。防水は建物が完成すると隠れてしまう部分ですが、構造などと同様に建物の重要な機能なので、そこを自分が担っていると思うと誇りを感じますね。

部長になって変わったことはありますか?

行動も意識もだいぶ変わりました。恥ずかしい話ですが、自分は朝が弱くて…。多分、人を取りまとめる立場ではなかったら普通に遅刻とかしていたと思います。でも、さすがに今はそうも行かないので、人一倍気をつけていますね。

仕事に対する意識では、やらされているということではなく主体的に自分の事として考えるようになりました。今までは「仕事が終わったら、今日は何を食べようかな」と、仕事中も完全にプライベートの楽しみのことばかり考えていましたが、今は「やり方に無駄はないかな」「どうやったらもっと効率がよくなるかな」って感じです。

部長は職長を束ねる立場で、現場も複数管理しているので、経営的な視点で物事を考えるという意味で社長とも近いところにいると思います。お客様の満足をいかに上げていくか、そしていかにしてお客様をもっと増やして行くかというようなことをいつも考えていますね。また、お客様の要望に対して期待以上のことをやってあげたいし、急なお願いをされた時も、無理してでも何とかしてあげようとしますね。これも余裕があるからできるわけで、昔とはだいぶ変わったと思います。成長してますね(笑)

お仕事でのやりがいは何ですか?

仕事に対して喜んでくれる人がいることですね。それは施主さんもそうですが、元請けの現場監督や責任者だったりと、とにかく誰かから仕事が褒められたら素直に嬉しいです。そして仕事のクオリティが上がっていると実感する時も嬉しいですね。防水もやればやるほど技術が向上していくものなので「おお、キレイにできたな」って思えれば満足ですよ。

ワークライフバランスはとれていますか?お給料面は?

建設業は夜も遅いというイメージがあるかと思いますが、業界全体も変わってきていますし、GLIPに関しては本当に遅くても18時頃にはみんな仕事が終わってますよ。早い時は15時とか16時とかに終わったりもします。もちろん、やることをきちんとやっているから終わるのですが。だからプライベートに充てる時間も毎日十分に確保できています。みんな若いので、それぞれ楽しく過ごしていると思いますよ。お給料も何の不足もしていないです。自分に関しては立場が上がるごとにちゃんとお給料も上がってきていますし、お給料のことで疑問や要望があれば、気兼ねなく社長に相談できますしね。それは自分に限らず、誰でもそうだと思います。立場に関係なく何でも言い合える雰囲気ができていますね。

GLIPはどんな会社ですか?

アパレルで内定までもらっていた自分が、社長の人柄に惹かれてGLIPに入ったわけですが、その時の直感は正しかったと思います。こうやって続けてますからね。フラットで堅苦しくなく、みんな思いやりがあって優しいですね。すごく雰囲気がいいです。かといって“なあなあ”なわけではなく、プロ意識も高く目標もみんなそれぞれに持っている感じがします。だから決まり事や縛りがなくてもまとまっていられるのでしょうね。本当に人を大切にする会社だと思いますよ。

今後の目標は?

今は部長として社長に近い立場で会社のことを考えられる立場なので、今のコアメンバーでどんどん会社を発展させていきたいと思っています。スタッフの制度に関しても今いろいろと構築している最中なので、それらも整えてもっとスタッフが働きやすい環境を作っていきたいですね。事業面では防水に関してはオールマイティーにこなせる多能工集団としてのGLIPを確立していきたいです。防水なら俺らに任せろ!って。カッコイイですよね。

そして、みんなとは「60歳になっても70歳になっても、今みたいにみんなで飲みに行きたいね」ってよく話しているんですよ。なんか仲が良いですよね。独立してどうこうよりも今のところは同じ面子でずっとやってきたいって思いの方が強いです。そしてジイさんになってもバカ話をしたいです(笑)。こんな話するのは、照れちゃいますけどね。

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アパレルからの異例の転身ですが、しっかりと今の立ち位置を確立している相原。これからも社長の片腕として、そしておしゃれ番長として、どんどんGLIPで輝いてください!