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ワンストップで全工程をこなす多能工はこれからの時代に重宝される?!
神奈川県川崎市を拠点に活動している防水工事のプロ集団、GLIPです。今回は弊社の特徴でもある“多能工を目指す”という方向性とこれからの時代の“多能工のニーズ”について、GLIPの頼れる兄貴(本当は防水・長尺事業部 部長)田中に話を聞いてみました!
GLIPでは未経験で入社したらみんな多能工を目指すのですか?
GLIPは防水工事がメインの会社なので、多能工といっても床と防水に関係する様々な技術ということになりますね。いきなり大工工事や左官工事なども含めた振り幅ではないですよ。とはいえ防水工事といっても種類や方法は多岐に渡り、必要な技術はそれぞれ分かれてきます。下地処理に始まり、本工事の防水に使う素材としては「モルタル」「アスファルト」「塩化ビニールシート」「ゴムシート」「長尺シート」「塗膜(ウレタン樹脂やアクリル樹脂)」など種類も豊富で、それぞれに工程が変わってきます。防水工事といってもまるっと全てを習得するのはそれなりの時間が必要なんですよ。
もちろん会社の方針としては、多能工を目指して欲しいというのはあるみたいですが無理強いはしてない印象ですね。それぞれに目指したい職人像があると思いますし、会社もそれを尊重してくれます。自分が気に入った技術があればそれを極めることもありですし、とりあえず全部やってみたいという場合にも快く勉強させてくれます。
未経験で入社したらまず研修施設に行くとのこと。そこでの学びは大きいですか?
もちろん大きいです。研修施設では一ヶ月間技術の習得だけに集中できるのでこんな恵まれた環境はないと思います。戻ってからの実務にもスムーズに移行できますし、用語がわかるだけでもやりやすさが全然違いますよね。研修施設では会社として最初に身に付けて欲しい基本的な技術を学びますが、それで終わりということではないです。入社して数年経った社員が自らの希望で新しい技術を身に付けるために途中で道場に行くこともありますし、逆に会社からのリクエストで行くこともあります。研修施設の存在はステップアップの時に心強いですね。
専門を極めることと多能工になること、それぞれの違いとメリットは何ですか?
そうですね…自分は多能工なので、それこそ“この道20年”みたいな専門を極めた先輩職人と現場で一緒になると経験や技術の違いに圧倒されることが多いですね。施主さんからの評価が高いですし信頼もされているような気がします。職人としてのプロ意識も高く、本当に違うなと感じます。
しかし、多能工だからこそお客様を満足させることができるポイントもあります。それは防水工事の最初から最後までを一人の職人がワンストップでやることで、予算と工期が大幅にカットされることです。作業ごとに人が別れていると職人同士の連絡の手間もありますし、お客様にしてもコミュニケーションをとる職人が複数に渡るとストレスになりますよね。そのような意味で「床や防水に関しては全てできます!」という多能工は存在価値があると思います。
最近では多能工としての働き方が増えてきているのですか?
同業他社を見てもそのような動きがあるように感じますね。職人のあり方も変わってきていますし、それこそ何かを極めて“巨匠”になるというスタイルよりも、広く技術を身に付けて器用にあちこちの現場で活躍するスタイルの方が時代に合っている気がします。職人の世界も親方の元で何年も修行して一人前になるというようなものではなく、特にGLIPのようにシステム化された制度として効率的に技術を身につける方が若い世代にも受け入れられやすいのだと思います。複数の技術を持っていればつぶしがききますし、良くも悪くも仕事に自分の全てを捧げていない方が長続きをするような気がします。
また現実的な話として、多能工だから仕事が途切れないというのも事実です。現場ではこの人のこれが終わらないから自分が次に進めないということがありますが、多能工の場合は自分で全てできるので無駄なく作業を終わらせることができます。空いた時間が発生しないのです。そして、技術の幅に広さのおかげで他の現場に応援に行くこともできるので、引っ張りだことまでは言いませんが今の時代にニーズはあると思いますよ。
多能工になり意識は変わりましたか?複数の技術を持っているということは自信や安心に繋がりますか?
自信なのかどうかわかりませんが、この先もこれでやっていけるんだろうなという思いはあります。GLIPはまだ始まったばかりの会社なので、自分がどんどん経営にも関わって会社を大きくするというのもありだし、逆に独立して自分で会社を興すことも可能だと思っています。どちらの像も描けますね。ただ、今はまだ目の前にある仕事を丁寧にこなして、お客様を満足させることをだけを考えています。
多能工という働き方とプライベートの充実は両立できるものですか?
GLIPに関しては100%両立が可能です!基本的に残業はなく遅くても18:00頃にはみんな終わっていますね。みんな若いですし元気がありますので、会社が終わった後も思い思いに楽しく過ごしていると思います。休日もしっかりあるので家庭を持っていても十分に家族との時間を確保できますよ。また、GLIPのメンバーで二ヶ月に一度は飲みにいくという習慣がありますので、その時は上下関係なくみんなで言いたいことを言い合っています。自分がいうのもなんですが働きやすい会社だと思います。職人の道には興味があるけど、怖そう…と思っている方がいたら、是非GLIPを一度のぞいてみて下さい!きっとイメージが変わると思いますよ。
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多能工としての地位を確立しながらも、会社の将来についてもきちんと考えている田中。みんなの頼れる兄貴として、これからもどんどんスタッフを引っ張っていくことでしょう。今日はありがとうございました!