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新人の職人が仕事を任されるまで:左官編

未経験で建設会社に入ったら、どのようにしてステップアップしていくのか気になりますね。今でこそ罵声や怒号が飛び交う現場は少ないですが、それでもやはり職人の世界に飛び込むわけですから不安はあると思います。

そこで今回は、入社直後の現実と技術が身に付くまでの流れをお話したいと思います。

未経験で建設会社に入社!その後どうなる?

建設会社に未経験で入社すると 、まずその時入れる現場に連れていかれます。その時入れるというのは、人手が足りない現場だったり、工期が厳しい現場だったりするので、そこで手厚い指導があるわけでもなく、ただひらすら頼まれたことをやるような感じです。毎日違う作業をやることも珍しくありません。

最初から最後までの工程が10段階あるとしたら、途中から入る場合はいきなり4段階のことをやらされるかもしれません。しかし、それが初めての経験となると、自分のやっていることが一体何につながるのか、全く見えてこないと思います。

例えばその日の工程が養生だったら、その中で新人でもできそうなことをとりあえずやらせるという会社がほとんどです。そして“とりあえずやれそうなこと”をやりながら数カ月が過ぎていきます。

現場の全体像が見えないと、やりがいを見出せず離職へと向かってしまう

このように、その日その日で頼まれたことをやるだけの日々は、技術が身につかないことよりも現場の全体像が見えないところに問題があると私たちは思っています

左官であれば着工から完工までの流れがよくわからないまま、目の前の作業をとりあえず
“こなす”になってしまうのです。 漠然と作業をすることほど辛いことはないと思います。思い描く最終形がぼんやりしている、あるいは全く描けないというのは不安でしかないですよね。そして、やりがいも見出せずに離職へ向かってしまうことにも繋がります。

自分のやっていることの意味と自分の役割を知ることが重要

全体の中での自分の役割を分かった上で作業を行うと、その先の道筋も見えてやりがいも出てくると思います。細切れになっている作業でも、一つ一つの意味を知って確実に自分のものにしていけばスキルは蓄積されていくでしょう。全体の中で自分のやっていることを位置付けられるようになると「もう少しここで頑張ってみよう!」となるはずです。

いつどのタイミングで、仕事を任せてもらえるようになる?

いつまでも無難な仕事ばかりしていたら成長もできないですよね。
では、一体いつ責任のある仕事を任せてもらえるようになるのか。
機が熟して十分なスキルが身に付いた時でしょうか?それは間違いです。
正解は「現場が間に合わない時」です。そう、工期的にピンチで猫の手も借りたいような状況になって初めて「お前もやってみるか!」となるのです。

左官であれば壁をコテで塗る仕事になりますが、仕上げのような重要な工程までは任せてもらえません。下処理としてのパテ埋めや下塗りを任される可能性は高いです。それも重要な工程なのでやりがいはあると思います。

このように、新しい仕事は突然やってきて、その繰り返しでちょっとずつできることが増えていくのです。

予算があって工期があるから、新人指導に労力も時間も割けないとう現実

会社によってはマンツーマンで教えてくれる手厚いところもあるかも知れませんが、そのようなところは少数です。現場には予算があって工期もあるので、新人の指導にまで手がまわらないのが通常です。

もし仮に誰からつきっきりで新人の指導をしていたら現場が回らず工期が間に合わない。
結局その分工期が遅れて、応援をよそから呼ぶことになり、会社として損失を出してしまいます。

新人ができることからやらせるというのは致し方ない事情があるのです

研修道場が未経験の職人問題をガラッと変えます!

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1ヶ月間みっちりと塗装や防水などの現場ですぐに使える技術を学びながら、作業の全行程の流れも学ぶことができます。

もちろん、道具の名前や材料の名前もしっかりと学ぶので、 1ヶ月後現場に戻ってから「OO取ってきてくれる?」「えっとそれなんですか?」 というようなやりとりも少なくなります。このように基礎的な知識が備わっていると、先輩からしても戦力として頼りにされるようになります。

研修施設で1ヶ月学ぶことで、現場に戻ってからの成長度合いが全然違うのです 。

技術を身につけてから現場という流れをスタンダードにしたい

これからの時代は職人の世界でも研修で基礎技術を身につけてから現場で活躍するという流れがスタンダードになってくると考えています。そして何よりも、私たちがスタンダードにしていきたいと考えています。

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