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東京都大田区を拠点に、関東一円で防水工事一式を請け負う株式会社タカイチです。タカイチの職人は経験を積むとほとんどが独立してしまうことはお伝えしましたが、中にはあえてタカイチに残り、社員としてスキルを極めようとする職人もいます。今回お話を聞いた佐藤もそんな一人で、なんと今年で9年目になるということ！一級塗装技能士の資格も取得し、いつ独立してもおかしくない（？！）佐藤にタカイチにかける想いを率直に語ってもらいました。

どのような経緯でタカイチに入社したのですか？

友人が先にタカイチに入って、彼の紹介で入社することになりました。社長の高井と顔合わせ程度の簡単な面接があって、その後すんなりと入社しました。防水に限らず建設業では入社してからが本番なので、入社後にモチベーションを保ちながら仕事を継続することの方が大事ですよね。私は入社してからちょうど9年目になりますが、入社はそれほどのイベントではなく、その後起こったあれこれの方が思い出深いです。

タカイチではどのようにして技術を学んでいきましたか？

実は教育らしい教育は受けていないのですよ。これもタカイチ流なのかもしれませんが、右も左もわからないうちから現場に出されます。自分に限っては初日からいきなり応援ということで現場に出され、まったく何もできなかった記憶があります。他社の職人さんは、みんな「こいつは誰だ？」って目で見てくるし、はっきり言って辛かったですね。しかし、2カ月もすればわからないなりにもだんだんと動けるようになってきて、見よう見まねで少しずつ技術を覚えていきました。

社長の教えはどのようなものでしたか？

聞けば教えてくれるけれど、自分からあれこれと与えるタイプではないですね。上下関係とか自分が社長だとかあまり気にしないタイプなので、同じ目線で「こうやったほうがいいんじゃない？」みたいにアドバイスする感じですかね。面倒見はとてもいいですよ。放任主義というわけではなく、職人の気付きを大切にして自ら学ぶ姿勢を大事にしているといった感じですね。それに関しては自分も共感できますよ。何でも聞いて解決しようとする人もいますが、聞けばいいってものでもないですからね。結果的にタカイチの職人は一人前になるのが早いので、このやり方は間違っていないのだと思います。

一人前になったなと感じたタイミングは？

最初から現場の荒波に揉まれたおかげで、人よりも早く成長できたと思います。技術面やコミュニケーション面などいろいろと鍛えられました。それが認められたのか2年目でいきなり職長に抜擢されました。職長として現場を任されプレッシャーはありましたが、度胸も免疫もついていたので何とかこなしましたね。今思うとまだまだな部分も多々ありますが、この時が一人前になったと自覚した時かもしれませんね。そして、一級塗装技能士の資格を取得したときも一段階段を上がった感覚ですね。簡単な試験ではないですし、タカイチ基準が通用するかどうか試す機会でもあったので受かった時は嬉しかったですね。

他の防水会社と比較してタカイチが誇れる部分は？

施工のクオリティだと思います。複数の防水会社の職人が同じ現場に入ることもありますが、タカイチの職人がやったところは仕上がりが本当にキレイですぐにわかりますね。スピードも速いですよ。タカイチの職人は一人で現場に行くことも多いので、みんな行った先々でタカイチの名に恥じないように気合を入れて頑張っているのでしょうかね。私たちは特に「ウレタン防水」を得意としているので、それだけはどこにも負けないと思います。

今後のビジョンは？

入社当初は独立志望だったのですが、今はまだしばらくはタカイチにいてもいいかなって思っています。というのも実は最近家を買ったので、安定した環境に心惹かれているのかもしれません。タカイチは社員である自分が言うのもなんですが、防水職人としては給料が高いと思います。経験やキャリアに応じて上がりますし、それこそ自分のようにタカイチの収入で家を持つことも現実的に可能です。独立をしたらやりようによっては収入が上がるかもしれませんが、タカイチにいてステップアップしていくことでも収入は上がっていくので迷うとこですね。贅沢な悩みですけどね。

自分はタカイチでずっと防水をやっていましたが、昨年から橋脚工事を担当することになり、今は橋脚の塗装を中心に新しいキャリアを積んでいる最中です。橋脚工事は規模も大きく安定した需要があるので、これからタカイチの重要な工事となっていくと思います。自分が先陣を切って橋脚部門を切り開いているので、この流れを絶やさずに発展させていくために尽力しようと思っています。まだまだタカイチにいそうですね(笑)

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